koukick's logs

色々とメモとか覚え書きとか。

vMA 5.0.0.1 でパスワードポリシーが厳しいのを緩くしたい。

vMA(vSphere Management Assistant)というのはESXiを使う上で、CUIのコンソールとして活用できるフリー仮想アプライアンス

ESXiを導入した後で、ovf形式でポコッとインポートするだけで使えます。

 

どうもバージョンが5になってから、デフォルトのパスワードポリシーが厳しいので、小さい脳みそで覚えられるパスワードはことごとく弾かれてしまいます。

検証環境とか、大した環境でも無いのでパスワードは簡単にしたいのは僕だけじゃないはず(たぶん)。

 

vMAはSUSEで、認証管理にPAM (Pluggable Authentication Modules) を使ってます。

cracklibが有効になっていて。パスワードには8文字以上、数字と記号を最低2文字以上を含み、ワード辞書に載っていない文字列である必要があります。

そこでpam-configを使って、cracklibを無効にすることにしました。

 

初回ログイン時には、パスワードの変更を求められます。

この時は、厳格なパスワードポリシーが生きているので、複雑なパスワードを設定します。(例:Zaqwsx123!@#など)

 

以降、パスワードポリシーの変更手順。

# sudo -s

# cd /etc/pam.d

# mv common-password common-password.bak

# ln –s ./common-password-pc common-password

# pam-config -d –-cracklib

 f:id:koukick:20120521144636j:plain

 

これで、簡単なパスワードでも受け付けるようになります。

# passwd vi-admin

# exit

 

あくまで検証環境用ということで、本番環境でポリシーを緩めることは推奨しません。念のため。